同じ場所にいても見える世界はちがう

健康・暮らし

助産師なって初めて就職した病院

助産師になって
初めて就職した病院は

産科と小児科(新生児科)しかない
産院でした。

働いているのはほぼ助産師で

そこでは

妊婦・産後のママのいる病棟
分娩室
NICU(新生児集中治療室)

と3つの部署に分かれて
配属されます。



私の場合

最初は病棟配属でしたが
数年後に分娩室に配属になりました。

分娩室の配属になると

お産はもちろんのこと
帝王切開のオペにも入ります。



オペ室にいる人員は

産科医2人
麻酔科医1人
助産師3人

です。

オペ室での助産師の役割


1. 器械出し(よくドラマとかで、メスをドクターに渡す人)
2. ベビーキャッチ(名前のとおり、生まれたベビーを受けとる人)
3. 外回り(全体を見渡して必要なことをする人)


の3種類。

オペ室に入るにあたりまず初めに担当するのは器械出し。

え〜!メスとか渡すの

めっちゃ緊張するやんて思うけど

ベビーキャッチや外回りは

判断力が問われる。

だから、まずはドクターから

言われたものを渡せばいい器械出しから

スタートします。

もちろん事前の勉強が必要です

器械の名前、器械を渡す順番、オペの流れや手順、人体の解剖

などなど

事前に先輩にみてもらいながら練習して。

実際にやるまでに

何度もイメージトレーニングして。

そうやってデビューした日は

もちろんめっちゃ緊張して手が震えました。

自分が人の命に関わる仕事してるなんて

ほんとに大丈夫なんかい!って自分に突っ込み入れたくなります。

しかし人は慣れるものです。

慣れるまでには集中的に何度も器械出しの担当をやらされます。

多いときでは、、1日に7件の手術を担当することもあり。

そのうち、このドクターはこういうやり方だとか

ガーゼはこういう風に並べた方がやりやすいとか

自分なりに傾向と対策みたいなものもできるようになってきます。

そうやってようやく

器械出しの役割にも慣れてきた頃

突然

「はい、あなたは来月からベビーキャッチしてね」

             

と言い渡されるのです。

今度はベビーキャッチに

はい

また、一から勉強です。

そうやって、初めてベビーキャッチする日の当日。

何度も何度も器械出しで、オペに入っていて

見慣れた光景なはずなのに

オペ室に入ると

今まで器械出しで見てきた景色と

まるで違うんです!

本当にまるで別世界にいるようでした。

その時私は悟りました。

同じ場所にいたとしても

見える世界は全くちがうんだってことを。

どういう立ち位置で

物事を見るかで

見える世界は全然ちがう。

新たな発見だったし

これは、人生で起こることを

どう捉えるかということにも

つながるなあと思いました。

起こることは変えられないけれど

どの立ち位置に立つかは

自分で決められる。

嫌なことが起こったときに

自分は被害者だというふうな立ち位置にも立てるし

これはチャンスだと思うこともできる。

オペ室での気づきから

人生まで応用できる新たな視点でした。

宮﨑あきこ

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助産師 クラニオセイクラルセラピスト (頭蓋仙骨療法師) 千葉県北西部在住 太陽:射手座 月:乙女座 長男の出産を機に、カメラマンから助産師へ。 ベテラン助...

プロフィール
  1. Rinko

    だから助産師さんは看護師資格も必要なんだね!オペ看にもなり助産師もやる。すごいな。そして手術室の中が垣間見れる記事が、手術室経験ある側からすると、これまた別視点で興味深い。

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