養蜂家への道 2021年4月「いざ清里へ」

教員を辞め、憧れのハニーさんに弟子入りした新米養蜂家の修行雑記
4月2日 単身、清里入り
前日、夫が甲斐甲斐しく梱包を手伝ってくれ、荷物を車に運び終えていたので、朝起きてすぐ出発。次女(6歳)だけ目を覚ましてくれたので、チューして出発。
しばらく子供たちと離れることがやはり寂しくて、泣きながら運転。AI の「雨の日もある、風の日もある♪」を聴きながら。圏央道に入りそびれ、湘南バイパス一旦降りる…
「払ってくれとは言わないが、この1年の学びをプロデューサーとして売るなら100万円」とハニーさん。
それくらいの覚悟はしているし、価値があると思っている。私にとって、これは自分の未来に対する投資。
巣箱の場所選びをしていたハニーさんについてきた蝶がいた。ひらひらと黄色い蝶が止まった場所からは八ヶ岳が見える。
どこからともなくまた飛んできて、また止まった。「ここでいいの?」というと、スーッと飛んでいった。
巣箱は匂いが独特。ちょっと獣っぽい。
夜、歓迎会をしてくれたが、途中で郵便局からハニーさんに「みつばちが届いた!」という連絡があると、みんな急にソワソワして、さっさと解散。
4月3日 みつばち事始め
みつばちさん、沖縄からいらっしゃーい!
「しまったー
枕元にみつばちの箱を置いて、
羽音のバイブレーションを聞いて
寝ればよかった!」
by ハニーさん 朝の第一声
【朝の神事】
- 厄除にハニーさんが巣門にお酒をまき、私は周りにたらりとする。続いて塩、米を。
- 終わった後も、巣箱を八ヶ岳に向かって祭壇のように置いといたら、お酒と水にみつばち達が集まっていた。
- 「おっとと。」と、溺れた子を助けて、寒そうだったので箱に戻してあげる。
【日本みつばちの巣を見に行く】
- 男子蜂の悲しい運命を知る
- 分蜂の話
- 女王蜂は精子を貯めて、多いときで23,000個 1日に産む
4月4日 みつばちイベント
雨が降り予報通り。少しすると蜂がサッと家に戻っていった。
みつばち予報は外れないね~
4月5日
蜂児のための餌を「きなこ:砂糖=1:1プラス水2」で作る。箱を設置して日が浅いので、花粉がまだ見つけられていないだろうから。
子どもを増やすことにより、家族の数が増えて勢いが良くなる。
4月7日 みつばち通信完成 → 買い物
書きたいことは溜まる一方、言語化が追いつかず、伝えたいことをようやく絞りに絞ってまとめられた。
【みつばち通信お申し込みはこちら】
買い物先では ”体のために” と ”贅沢は禁物” の間で揺れ動く。難しいのは、金銭的な不安があるから。なんとか安心して毎日生きるためのお金を使えるようになることは、早々に夫に話すべき案件。
4月9日 蜂さん受け入れ日
寒い朝で、かなりの蜂が動けずに死にそうだった。日の出とともにだんだん動き出して、回復はしたものの、対策が必要。
ハニーさんの判断により、寒さ対策のため巣枠を減らすが、他の養蜂家は減らさず。
判断には相違があり、どちらが正しいということはない。
4月10日
寒い朝、余裕を持って出たが、ハニーさんは、前日の零下の予報を見て、すでに巣箱をブルーシートで覆ってきたとのこと。
4月11日
一昨日開けていない箱の内見。女王確認。
かなりの数が増えて、元気に出入りしている。ここ一番最多の飛行数。
写真撮るときの注意。”指差し、腕伸ばし” は蜂を驚かせるからダメ。
4月12日
満開の桜の下で、ハニーさんを待ちながら、みつばちの羽音を聞いて瞑想。最高!
明日はお休みと言われた。→ 雨降った!
師匠知ってたのか!? やっぱすごいわ~
つづく
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