My story『 深い傷 』

エッセイ

※前回の続きです

3歳だったステップサンと出会ってから
彼が7歳になるまでは、

毎日一緒に海に行ったり、公園に行ったり
それなりに仲良く過ごしていたのに

引越しをして
ワンオペとなり、

7歳の彼と関わる大人が
わたし一人になった時、

彼はもう手に負えなくなった。

学校でもヤンチャしていたようで
プリンシパル(校長先生)から
呼ばれることもあった。

いったんわたしの鬼婆スイッチが入ると・・・

「お願いだからこの家から出て行って!
 お母さんと暮らしなよ!」

などと

ここでは言えないぐらい酷いこと、
それはそれはもう

絶対に言ってはいけないような
言葉の暴力がたくさん出てきた。

彼はあの手この手を使ってわたしの怒りを執拗に引き出そうとした

特に、
彼の母親に会って帰ってきたときが
一番荒れた。

息子を傷つけたり、

わたしが日本から持ってきた
大事なものを壊してみたり。

やめてと言ったことを
何度も何度もわたしがキレるまで
執拗に繰り返してやめない。

そのしつこさといったら
ギネス並み ← いいすぎw

今考えるとわたしに愛されたくて、
試していたのかもしれない。

でもそれを受け入れる器が
その頃のわたしにはなくて

ただただヒステリーに、

そしてその彼のギネス並みのしつこさに
パニックに陥ったりもした。
(7歳相手にどんだけw)

そして自己嫌悪の繰り返し

普段は息子の
良いお兄ちゃんだったし

息子と一緒に遊んでくれたりもして、

そんな時はわたしも
楽しく遊んだりしてたんだけど

ただ

一旦スイッチが入った時に暴言が止まらない

このままだとわたしはもう
鬼婆スイッチ がはいったときは
何をしでかすか分からなかった。

子供虐待のニュースが
他人事と思えなかった。

そんなときは自分がほんとに怖かった。

怒りのコントロールができなくなって
取り返しのつかない 深い傷 を
彼にグサグサ作ってる自覚は十分あった。

やめようやめようと思っても、
いったんスイッチが入ったら

暴言がとまらなかった。

試行錯誤、暗中模索

お願い、誰かわたしを止めて?
彼はたったの7歳の子供だよ?

心はいつも泣いていた。

そんな鬼婆だから夫婦仲も最悪。

これ以上ステップサンを傷つけたくなくて、
なんとかしなきゃと思って

NVC(非暴力コミュニケーション術)
を習ってみたり

心理カウンセリングうけたり

ステップサン(連れ子)との関係を
良好に築いていきたくて

色々と試行錯誤したけど

一向に彼との関係は真っ暗なトンネルの中

光は見えずにいた・・・

パトンあきこ

4,928 views

ヨガ歴12年 3児の母(もうすぐ4児!) アメリカ在住 太陽:獅子座 月:牡牛座 医者家系に生まれ、当然のように薬剤師の道に入るも西洋医学に違和感を感じてい...

プロフィール
  1. この記事へのコメントはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

ピックアップ記事

関連記事一覧