やさしさという名の「恐れ」を煽ってない !? 恐怖のバトンリレー…

2012年インドにて
ヨガ

今朝

インドへ行く夢を見ました

空港でトランクを開けたら

「着替えの洋服を全部忘れてきたあ~」

と言って

大爆笑している夢

「まっいいかいいか

 インドで服買いやす

 とりあえず

 空港のユニクロで買い足しやす」

という夢でした

そんな夢を見たせいか

ふと

インドで

ヨガのトレーニングを受けていた時の

出来事を思い出したのです

2012年12月はじめ…ヨガのトレーニング期間もあと少し

慰労会をかねて

仲間とごはんを食べにいきました

楽しいひととき

その帰り道

野良犬が二匹

ガルゥ~ガルゥ~と喧嘩

インドでは

牛・猿・野良犬が

普通に歩いているので

気にせず、しれーと仲間と歩いておりました

すると

野良犬の1匹が

私に突進をしてきたのです!!!

ふくらはぎに一撃・・・

噛まれていたらと思うと

今でもぞっとします

そうです

狂犬病!

消毒後

すぐにワクチンを打たなければなりません

鼻先で突進のみで一安心

どうにも

その足に痛みを感じる気がする・・・

まさかまさか噛まれている!?

半信半疑で

ズボンをめくると

青たんが!

軽い打撲・・・

野良犬よ どんだけ勢いよく突っ込んだのか・・・

でもそうはいっても

心配です

不安です

すぐにアシュラム(※インドにある僧院)

に戻って

看護師の先生に診てもらいました

傷もなく多少の内出血だから

大丈夫

念の為の消毒を施し

不安でしょうと

レメディーを飲ませてくれました

このハプニング!周囲の仲間の反応が人それぞれ!!

とても興味深かったのです

1:だまって寄り添い、治療まで付き合ってくれる友人

2:結果を聞いて「それなら全然大丈夫」とクールな対応の友人

3:「なに!? なに!? なに!? 何があったの? 野良犬の強襲!?」と楽しそうな友人

4:全く興味がない…というか、近くにいてもこの出来事を知らない友人

5:「大丈夫?大丈夫?狂犬病って死んじゃうんだよ!?」と心配してくれる友人

6:だ~いぶあとになって「野良犬に襲われたの?気づかずにごめんね…でも狂犬病なんじゃない?」とやさしく声をかけてくれる友人 

本当に対応は人それぞれでした

みなさんでしたら どのように対応しますか?

1:と、2:の友人の対応は

余計なことを言わずに

いっけん冷たく感じるのですが

これが一番ありがたかった

インドで野良犬襲来の危険性は

どのガイドブックにも書いてあり

百も承知

本人が一番不安です

その気持ちを察して

無駄な言葉は発せずに

冷静にただ結果をみる

問題がなければ

それ以上蒸し返さない

これでいいんだと思うのです

以前の私だったら・・・

と考えると

5:と、6:のような対応を

とっていたように思います

事情をよく知らなくても

「だいじょうぶ?」

と言葉をかけることがやさしさ

「ちゃんと病院へいきなよ」

「もし 狂犬病だったらどうする?」

「こんな症状がでるんだよ?」

「こんなことになる前にちゃんとしようよ」

とアドバイス

でもね

これって・・・

ただただ恐怖をあおってるだけに、スギナインデスヨ・・・

そもそも不安なの

本人なんです

そこにフォーカスせず

自分の中にある狂犬病に対する恐怖を

やさしさという名のおせっかいで

相手に渡す

恐怖のバトンリレー

不安の上乗せ

心配をするという形で恐怖をあおる

・・・痛感しました

この出来事があってから

本当のやさしさって

なんだろうと考えるようになり

いまだ模索中です

ひとつだけ

わかったこと

というか

目安にしていることがあります

何か出来事があった時

その人が恐怖を煽っているのか

それとも

冷静に現実をながめ判断して

発言・行動しているのか

そして

私自身も

言葉をかけるときには

余計な言葉ではないか

一呼吸確認します

言葉はとても大切で、勇気を与えることもできます

が、時には

恐怖という暴力になることもある

だからと言って

何も言うな

思っていることを言うな

きれいごとばかり言え

ということではありません

自分の口から出た音に

責任を持てるように

意識をおいていこうと思ってます

まさかまさか、と思うような時代の流れ

スピリチュアルな方の言葉を借りると

エネルギーの変化を感じずにはいられません

世界ではいろんなことが起きてます

いい悪いではなく

こういう時代にどんな言葉を発するのか

これまた人それぞれ

自分の手で

どうにもならないことに憂いてすごす

よりも

アドラー氏(※1)の言うところの

” 課題の分離 ” を行い

スティーブン・コヴィー氏(※2)の

『七つの習慣』のように

主体性をもって生きている方の言葉の方が

気持ちいいし

私自身も自然体でそうありたいと思います

アルフレッド・アドラー氏(※1)
『嫌われる勇気』の題材となった心理学者 ・ フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される

(参照:ウィキペディア)

スティーブン・R・コヴィー氏(※2)
経営コンサルタント ・ 20世紀で最も影響力のあるビジネス書と言われる

(参照:フランクリン・コヴィー・ジャパンHP)

野中ソーマ由美

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ヨガ講師 日本すこやかヨガ協会 代表理事 静岡県東部在住 太陽:蠍座 月:牡牛座 この世は作り笑顔の世界。幸せなんてありゃしない。 冷めた心で暴飲暴食し、肥...

プロフィール
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